損保ジャパン、聴覚障害ドライバー向けに手話サービス
損保ジャパン日本興亜が9月より自動車保険の契約者で聴覚障害のある人向けに、ビデオ通話を通して手話を使った対応ができる態勢を導入することになりました。
障害者向けの心優しい対応は歓迎されると思います。
インターネットやメール、ファクスでの対応よりも、緊急時に状況を伝達できるツールはとても良いと感じます。直にビデオ通話ができれば対応が一方通行にならずにスムーズに進められることが期待できます。
利用方法はスマートフォンにLINEアプリの導入が必要になりますが、LINEは無料通信という利点もあり、企業が広告や手続きの窓口などに利用することが多くなっていると感じます。
あらかじめLINEに専用IDを登録しておけば、保険金支払い請求、レッカー車や代車の手配が必要なときに専用IDにビデオ通話をかければ、保険会社とやりとりができ、筆談もできるのは便利だと思います。
スマートフォンでLINE使用に慣れている人にとっては、優れた機能なのではないでしょうか。
(もちろんスマートフォンを利用していない人、LINEなどのアプリを使い慣れていない人もまだまだいると思われますが・・。)
障害者対応は大切になってくる
自動車の機能が向上し、自動運転化などが可能になってくれば、自動車を運転する障害者の人も増加することが予想されます。
健常者と比べてハンディがある人は、コミュニケーションが難しく戸惑うことも多くなりそうですね。事故に遭遇した場合には、気が動転してしまい尚更不安を感じてしまうことでしょう。
安心して障害者も車の運転ができる体制をバックアップするためにも、保険会社の障害者対応は大切さを増してくるでしょうし、そういう体制作りをしていくことに期待したいと思います。
(以下はニュース記事からの抜粋です)
緊急の事故、手話で応対します 損保ジャパン、9月から
損害保険大手の損保ジャパン日本興亜は、自動車保険の契約者のうち聴覚障害のある人向けに、ビデオ通話を通して手話を使った応対ができる態勢を導入する。
現在はインターネットやメール、ファクスで応対しているが、事故が起きた緊急時に、よりスムーズな対応ができるようにする。
手話を使った応対は9月1日から始める。ビデオ通話での手話通訳サービスを提供する「プラスヴォイス」(仙台市)が利用者と保険会社を仲介する。
スマートフォンに無料通信アプリLINE(ライン)を導入すれば簡単に利用できる。利用者はあらかじめ、LINEに専用のIDを登録。レッカー車や代車の手配、保険金の支払い請求などが必要なとき、専用IDにビデオ通話をかければ、プラスヴォイスの通訳センターにつながり、保険会社とやりとりができる。
筆談も可能だ。