大手生保の保険代理店への出資が相次ぐ理由とは。

大手生命保険会社が「販売代理店」に相次いで出資しています。
「販売代理店」は他社商品も含めて複数の保険を取り扱っており、窓口を設けている販売代理店も多く、一つの生命保険の大きな販売チャネルになっていると感じます。

大手生命保険会社は、セキュリティや個人情報の問題もありオフィスへ入室しての職域での販売が厳しくなっていること、そして個人宅も共働きなどで不在の家が多く面談の機会が少なくなっているという問題を抱えています。
この問題を解決し、若い世代の契約者獲得や企業の経営者などへの顧客拡大を図る上で、地域力のある「販売代理店」チャネルに大きな期待を持っているのでしょう

販売代理店にとっても、大手生保の組織ノウハウや資金活用が可能になり、これまで出来なかった新しい試みが出来たり事業拡大のメリットが見込めます。

保険代理店が抱える問題も様々

取り扱う保険会社が増えれば、それに応じて取り扱う保険商品も増加します。
保険会社各社それぞれに特徴があるため、それを理解し、商品知識のアップデートがその都度必要になってきます。

2016年5月には施行された改正保険業法で顧客の意向を正確に把握すること、顧客情報を適切に扱うことが義務付けられました。
代理店内での社員教育は以前よりはるかに重要になってきており、経営体制や管理体制の整備が求められてきています。

また、「乗り合い代理店」解禁から約20年が経過し、当時の経営者の高齢化も問題になってきています。代理店の後継者がいないために廃業したり、他代理店との連携や合併などを検討する必要も生じています。

保険会社の出資でこれらの問題がすぐに解決するわけではありませんが、大手生保の協力のもと販売現場の適正化が一層進んでいくと思われます。

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