ランドセルに子供向け傷害保険がついてくる!
百貨店やスーパーなどのカード会員になっていると、時々「傷害保険」プレゼントの案内が届くことがありますよね。
基本の最低補償コースをプレゼントの形で案内し、更に補償をグレードアップするとその分の保険料は契約者負担となるわけです。
百貨店やスーパーが損害保険の代理店に携わっていることが多く、その顧客拡大の一環でもあると思います。
さて、最近では商品を購入すると無料保険がついてくる「商品付帯保険」が増えています。
補償の内容は、購入商品によっても工夫がされているようです。
イオンでは自社ブランドの高級ランドセル購入者を対象に「個人賠償責任保険」を、ニコンではゴルフ用のレーザー距離計購入者を対象に「ゴルファー保険」をプレゼントしています。
商品購入者に合った保険が自動付帯
ランドセル購入は、子供が新たなスタートを切るわけですが、行動範囲も広くなることもあり危険との遭遇も増えますよね。子供自身の危険だけではなく、相手に迷惑を掛けてしまうことも幼い子供だと考えられます。ニーズとしては多いのではないでしょうか。
また、ゴルフ用のレーザー距離計購入は、かなりのゴルフマニアと考えられます。
それだけゴルフへ行く機会も多く、ゴルファー保険のニーズも高いと思われます。
生活の変化に応じて保険を見直すこと、検討することは大切なことだと思います。なかなかきっかけがないと重い腰を上げない人も少なくないのではないでしょうか。
そういう意味では、このプレゼント保険は良いきっかけになるかもしれませんね。
しかし、注意しなくてはいけないのは、既に加入している保険と重複していないか、また、基本プラン以外は保険料負担が生じること、そして1年後の更新時からは保険料が自分の負担になるということではないでしょうか。
必要な補償を見極め、保険に入り過ぎないようにすることも大切です。
(以下は朝日新聞より)
商品買うと無料保険、続々 ランドセルやゴルフ用品
商品を買うと、無料で保険がついてくる「商品付帯保険」が増えている。客に
代わって、店やメーカーが一定期間の保険料を負担し、人にけがをさせた場合な
どに補償をしてくれる。引き受ける保険会社は無料期間が終わるころに客に案内を出し、有料でも続けてもらうよう声をかけ、販売先を広げるねらいがある。
大手スーパーのイオンは2015年春から、自社ブランドの5万円以上の高級ランドセルに「プレゼント保険」をつけている。一般的に1年契約で数千円かかる保険料はイオンが出す。ランドセルと関係なく、子ども本人や同居する家族が他人にけがをさせたり、物を壊したりした際の損害賠償を1億円まで補償する。