貯蓄性保険が相次いで販売停止。消費者の投資計画に影響も。

明治安田生命保険が貯蓄性の高い一時払い終身保険の商品の一部を販売停止にします。日銀のマイナス金利政策の影響が、やはり生命保険会社にも大きく出てきました。
今回の一時払い終身保険の販売停止は国債の利回りが大幅に低下し、保険契約者に約束した利回り(予定利率)を確保できない恐れがあるからです。

明治安田生命保険だけではなく、日本生命保険や第一フロンティア生命保険、富国生命保険、朝日生命保険なども一時払い終身保険の販売停止や商品の取り扱い中止をしています。

また、保険契約者の負担が大きくなる保険料引き上げとした保険会社もあります。第一生命保険、住友生命保険は保険料の引き上げをすることによって、販売停止を回避しました。

これから契約をする契約者にとっては、一時払い終身保険で利回りを追求するのは難しい状況だと思います。銀行預金にしても利率が下がっていますから、消費者は資産を増やしていく方法(あるいは減らしていかない方法)を考える必要があるのではないでしょうか。

政府は、投資に資産をシフトして欲しいのではないかと思います。勿論、こういう状況になれば投資をしてみようという人も多いのではないでしょうか。
ただ投資にはリスクがあること、自己責任ですることを理解して投資をしなくてはいけません。

日本は金銭教育がまだまだ足りないと思います。海外のように、子供の頃からしっかりと「投資とはどういう物か」を教える必要があると思います。

これから投資をしてみようと考えている人は、勧められるままに投資をするのではなく、あくまでも自己責任ですから十分に理解し、自分のリスク許容範囲で投資をすることが大切です。
無料相談会や無料セミナーなどを活用して、先ずは自分のレベルアップをするのもいいかもしれません。

貯蓄性保険、一部販売停止=マイナス金利で―明治安田生命

 明治安田生命保険は25日、貯蓄性の高い一時払い終身保険で一部商品の販売を4月2日から停止する方針を明らかにした。日銀のマイナス金利政策の影響で、運用する日本国債の利回りが大幅に低下し、契約者に約束した利回り(予定利率)を確保できない恐れがあるため。マイナス金利導入後、大手生保が保険商品の販売を停止するのは初めて。

 日本生命保険も25日、金融機関の窓口で取り扱う一時払い終身保険「夢のかたちプラス」の販売を4月1日から一時休止することを決めた。同社は「市場金利が上昇すれば販売を再開する予定」(広報)としている。
(時事通信より一部抜粋)

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