AUショップで保険相談、あなたはしたいですか?

KDDI(au)は出資先であるライフネット生命保険と組み、携帯電話販売店「auショップ」で生命保険の仲介サービスを平成28年の夏頃から始めます。このようなニュースに対して毎回筆者は同じようなことを記述しているのですが、生命保険を軽視しすぎていて大きな嫌悪感を抱いております。

たとえば、うどん屋さんで食べるうどんとファミリーレストランで食べるうどんはどちらがおいしいでしょうか。一般的に考えますとうどん屋さんだと思います。要は、これとまったく同じことなのです。

つまり、保険が必要だったら最初から保険会社や保険代理店、FPといった専門家に保険相談しに行くのであって、生命保険を携帯電話ショップでついで契約したところではたして満足が得られるのか、はなはだ疑問です。また、昨今のライフネット生命における新しい売りがまったく見られないことも気がかりです。

テレビCMでは保険金の迅速な支払いを売りにしているのが目立ちますが、当初売りだった保険料の安さについて、今では他社に抜かれているのも紛れもない事実であり、かなり苦しい立場であると予測します。

KDDI側は、収入の増加手段として本業にプラスしてライフネット生命の保険契約獲得で安定を図りたいといった狙いが見られ、ライフネット生命は、新たな顧客獲得のためにKDDIの顧客基盤が必要といったところだと思います。平成28年4月からは電力自由化も始まりKDDIも参入することがわかっておりますが「まとめて加入すればお得」といった概念を一度払拭し、冷静に比較検討し考えられる判断が顧客側に求められる時代となりそうです。

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