ソニー損保、定期死亡保険の価格を値下げ。終身や医療保険は据え置き。

ソニー生命保険が、主力商品の定期死亡保険の保険料を引き下げることを発表しました。
2018年2月から4商品、4月から3商品の保険料が改定されます。

今回の死亡保険料の引き下げは、長寿化を受けて4月に年齢ごとの死亡率をまとめた「標準生命表」が11年ぶりに改定されることを受けてのことです。
一方で、終身保険や医療保険は4月以降も保険料は据え置かれる予定です。
医療保険に関しては死亡率があまり保険料算定に関係がないと思われ、終身保険に関してはマイナス金利などの影響もあるため、保険料の引き下げとはならなかったのだと考えます。

ソニー生命保険の場合、保険金額が5,000万円の定期死亡保険で、30歳男性が60歳まで保険料を支払う契約の場合、改定後の保険料支払額は現在よりも15%下がるとのこと。15%の保険料引き下げはとても大きな金額ですね。

保険料の引き下げがわかっているので、保険契約は引き下げ後にと考える人もいるでしょうが、保険加入には健康状態が問われることを忘れてはなりません。
もし保険に何も加入していない場合には、加入を先延ばしにすることはあまりお勧めできません。

他社も追随した保険料改定が予想される

個人保険の分野で、今回の標準生命表の改定に合わせた料率改定を発表したのはソニー生命保険が初めてです。
団体生命保険では既に明治安田生命保険が4月から保険料を引き下げることを発表しています。
恐らく、個人保険の分野でも団体生命保険の分野でも、今後他社も保険料引き下げをしていくことが考えられます。

保険料の引き下げと言っても、既に加入している契約の保険料が安くなるわけではありません。
そして保険料が安くなりそうだからという理由で安易に保険の乗り換えをしないように気を付ける必要があります。
保険は加入時の保険年齢により保険料が決まること、健康状態によっては保険に加入できないこともあることを忘れてはなりません。保険の見直しはトータル的に判断することが大切です。

以下はニュースからの抜粋です

ソニー生命、定期死亡保険の保険料引き下げ

ソニー生命保険は9日、主力の定期死亡保険の保険料を引き下げると発表した。2月から4商品、4月から3商品の保険料を改定する。長寿化を受け4月に年齢ごとの死亡率をまとめた「標準生命表」が11年ぶりに改定されるのに伴う措置。終身保険や医療保険は4月以降も保険料を据え置く方針としている。

個人保険の分野で、標準生命表改定に合わせた料率改定を発表するのは主要生保で初めて。団体生命保険ではすでに明治安田生命保険が4月から保険料を11年ぶりに引き下げると発表。大手生保3社も同様に引き下げる方針だ。

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