【節約ワザあり!】高齢(シニア)の人が海外旅行保険に加入する方法

高齢者(シニア)でも入れる海外旅行保険はどこ?

シニア世代の旅行
海外旅行に行くとき、万が一に備えて是非加入しておきたい海外旅行保険。
最近では、シニア世代の方も積極的に海外旅行へ行かれたり、退職後の時間を使って長期の海外旅行に行かれる方も増えていますね。

一方で、高齢者層(特に70歳以上の方)の方が海外旅行保険を探す際に注意しておくべきこともあります。

注意点1 70歳以上だと加入できない保険会社がある。

最近ではインターネットですぐに加入できる海外旅行保険が増えています。
これまでは空港や保険代理店の店頭などで加入手続きをしていましたが、インターネットで加入すると料金(保険料)が安くなったり、手続きが簡単に済むなどの理由で人気が出てきます。

しかしインターネット加入タイプの海外旅行保険では、保険会社によっては年齢制限をかけていることがあります。
例えば外資系大手のAIG保険会社(2017年まではAIU保険会社)では70歳以上の方はネット加入を受け付けていません。

70歳以上でもネット申込可能な保険会社は以下になります。
損保ジャパン日本興亜
ジェイアイ傷害火災保険

損保ジャパン社はかなり以前から格安の海外旅行保険を販売しており、シニア層だからといって保険料が上がることがないのが嬉しいですね。海外旅行保険の評価サイトでもトップの保険会社ですから信頼も出来る会社でしょう。
(参考ページ:海外旅行保険の評価比較で損保ジャパンが1位を獲得!

もう1つのジェイアイ傷害火災も料金が安めですが、70歳以上の場合には「保険期間が31日まで、死亡補償は1,000万円まで」といった制限がかかるようです。

注意点その2 持病や治療中の方は加入できない保険会社がある

海外旅行保険では、持病(既往症)があったり通院などで治療中の方は海外旅行保険に加入できないか、もしくは加入できたとしても持病については補償対象外となってしまうのが一般的です。

長く人生を生きていれば何か持病を抱えているのは普通ですし、定期的に病院に通っている方も多いでしょうから、この点が気になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

持病の方でも加入できる海外旅行保険は、以下の2つの保険会社から販売されています。
東京海上日動火災保険
AIG保険の海外旅行保険

東京海上日動火災保険では保険代理店の店頭で加入することになり、最寄りの保険代理店をHPから検索することが出来ます。

一方、AIG保険ではインターネットで加入することも可能です。
お店までわざわざ行かなくて済みますし、料金の支払いもクレジットカードだけでなくコンビニやATMでも支払えるようになっていて、これは便利ですね。

ただし、どちらの保険会社でも旅行期間が31日までであることが条件になっています。
この点も注意しておきましょう。

注意点その3 旅行日数(保険期間)に制限がかかる

これも保険会社によって取扱いが異なるのですが、70歳以上の方の場合、最長でも3か月までのお申込みしかできない保険会社が多いようです。
例えば、注意点1であげたジェイアイ傷害火災保険では「70歳以上の方は31日まで」としていますし、損保ジャパンでも最長3か月までです。

以上を踏まえて、まとめの表を作ってみました。

70歳以上の方が入るなら 損保ジャパン日本興亜
ジェイアイ傷害火災保険
※ジェイアイ傷害火災は保険期間が31日まで&死亡補償は1,000万円まで
持病があったり、治療中の方が入るなら 東京海上日動火災保険(店頭加入)
AIG保険の海外旅行保険(ネット加入可能)

あなたにあった保険会社は見つかりましたでしょうか。
料金(保険料)の具体的な紹介はここでは出来ませんので、詳しく知りたい方は各保険会社のHPなどから詳細を確認されてみてください。

次は、年齢が理由で海外旅行保険に加入できなかった方向けの裏ワザの紹介です。

海外旅行保険の裏ワザ
クレジットカード付帯の保険を使う!

クレジットカード付帯の海外旅行保険

意外とご存じない方が多いのですが、クレジットカードにも海外旅行保険が付帯しているので、それを活用する方法があります。
年会費が無料のクレジットカードにも海外旅行保険がついているので、海外旅行保険の代金を節約する目的でクレジットカードを作られる人も多くいます。

クレジットカードを作れるのは20歳以上と年齢下限はあるのですが、実は年齢上限はないのでこれを利用したワザということになります。

私のおすすめのクレジットカードは、
エポスカード(医療費保障:270万円)
■ 楽天カード(医療費保障:200万円 ※現在メンテナンスのため申し込みが出来なくなっています)
になります。

どちらも医療費保障が200万円以上あり、無料のクレジットカード保険の中では最大級の保障を付けてくれています。

クレジットカード保険の注意点

無料で保険を用意できるとはいえ、クレジットカード付帯保険で気を付けることが3つあります。

注意点1 医療費保障が少ない

海外旅行保険の保険金で最も多く支払われているのが、海外の病院で治療したり入院したときにかかる医療費保障です。
クレジットカードについてる海外旅行保険はこの医療費保障が少なめに設定されていることが多く、医療費保障がたった数十万円~100万円程度では足りなくなってしまうことが容易に想像されます。

そこでクレジットカード保険を頼りにする方は、複数枚のクレジットカードを持っておきましょう!
医療費保障はカードごとに合算できるので、たとえば医療保障費200万円のカードを2枚もっておけば400万円の医療費保障の保険に入っていることになります。

※ただし、同じ発行元のカードだと合算はされません。
前述にあげたおすすめカードのように、違う発行元のカードである必要があります。

注意点2 保険適用に条件がある

次の注意事項として、クレジットカード付帯保険が適用されるにはカードによって条件が決まっていて、次の3条件があります。

①保険が自動付帯されるもの
無条件で保険がついてきます。カードを持っていればOKで、あなたは特に何もする必要がありません。
お手軽なかわりに、保険の保障内容ではやや見劣りします。

②利用付帯によって保険がつくもの
旅行代金(ホテル代金、飛行機代金)をそのカードで支払うことで、海外旅行保険が有効になります。
つまり、カードを持っているだけでは保険はつかないので、航空機代などをそのカードで支払う必要があります。

③渡航先利用付帯
渡航先の国で、公共交通料金をそのカードで支払うことで、海外旅行保険になります。
国によっては交通料金をカード決済できないところもあるので、使うには少々ハードルが高い条件です。

たとえば私がオススメしたクレジットカードでは
エポスカード(医療費270万円) ⇒ 自動付帯
楽天カード(医療費200万円) ⇒ 利用付帯
となっています。

この2枚を持っておき、旅行代金を楽天カードで支払っておけば、合計470万円の医療費保障を無料でつけることが出来るということになります。
(もちろんエポスカードの270万円だけでも良いと思います)

注意点3 カードが発行されるまで時間がかかる。

インターネットで海外旅行保険に加入する場合はその場ですぐに加入できるのですが、クレジットカードは新規発行されるまでに数日~1週間程度の時間がかかります。
カード会社の審査結果次第では発行をしてもらえないこともあり得ますので、必ず旅行出発前に余裕をもって申し込むようにしましょう。
一度作っておけば今後の旅行でも使えるのでとても便利です。

【私がオススメのクレジットカードをもう一度掲載】
エポスカード(自動付帯。医療費保障:270万円)
■ 楽天カード(利用付帯。医療費保障:200万円。※現在メンテナンスのため申し込みが出来なくなっています)

最後に今回のまとめ

高齢の方の海外旅行保険活用についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

出来ることなら保険会社が販売している海外旅行保険に加入しておくことが望ましいですが、そうでない方はクレジットカード付帯保険も活用してみましょう。

これから海外旅行を楽しむシニア層が増えるにつれ、保険の活用方法が広がることを願っています。

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コメント

  1. 藤渡 眞理子 より:

    母が84歳で保険料が高額(22000円)になり、困っていました。エポスカードに申し込み、発行になりました。助かりました。ありがとうございます。私も申し込みします。

    • サイト管理人 匠 より:

      コメントありがとうございます(コメントに気づけずお返事が遅くなってしまってすみません)。
      エポスカード、便利ですよね。
      高齢で保険料が高くなってしまいがちな方こそまさにピッタリだと思います。
      記事がお役に立てたようで良かったです。

  2. 吉元喜一 より:

    良いご紹介サイトに巡り合いました。
    当方70歳、8月から家族に会いに海外へ90日間出かけるのでEPOSカード早速申し込みました。
    楽天カードも保有しているので万が一の時大活躍しそう。
    こんな利用価値の高いクレジットカードは重宝しますね。
    一つ海外旅行で肩の荷が下りました。
    ありがとうございました。

  3. サイト管理人 匠 より:

    吉元さま

    コメントありがとうございます。
    ご旅行のお役にたつことができたみたいで、とても嬉しく思います。
    クレジットカード付帯保険はまだまだ知らない人が多いので、活用法についてもっとブログで紹介していこうと思います。

    それにしても90日も海外に行かれるとはお若いです!

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