高校生向けVRで自転車事故を体験。au損保とKDDIがプロジェクト。

au損保とKDDIが自転車安全・安心プロジェクトの第3弾を開始したというニュースがありました。
今回はVRを使ったプロジェクトになっています。

このプロジェクトは、自転車ながらスマホの撲滅と高額賠償への備えに関する意識向上を図るためau損保、KDDI、ナビタイムが始めたものです。
第1弾、第2弾は以下の取り組みがされました。

第1弾

1.自転車の安全・安心利用に関する意識調査
2.「自転車ナビタイム」アプリでの啓発キャンペーン
3.「自転車ながらスマホは危険!」の動画を制作

第2弾

1.「自転車安全・安心プロジェクト」への賛同キャンペーン
2.「ながらスマホ」運転の危険性を検証する実証実験を実施
3.「STOP! 自転車ながらスマホ体験VR」を制作

そして、今回第3弾として高校生向けに「自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット」が制作されました。
ワークショップを含む50分の授業で使用し、ながらスマホの危険性を体感してもらうというプロジェクトです。

自転車事故に関する動き

ここ数年、自転車事故の件数は減少傾向にあるようですが、自転車同士や対歩行者との事故は増加傾向にあります。
また、自転車事故は賠償金が1億円近くになった裁判例もあり、社会問題となっています。

現在、被害者の救済、加害者の経済的負担の軽減を目的として国や自治体が自転車事故の軽減対策や自転車保険の義務化などを進めています。今回ニュースになったプロジェクトではVRでその危険性を知れるキッカケとなり、若い人にも危機感が感じられる良い体験になるのではないでしょうか。

その危険性はなかなか映像や言葉だけでは伝わりにくいので、VRという技術の活用は斬新で面白いと感じました。
VRに関してはすでにエンターテイメントだけでなく医療や介護、教育現場で活用されているようなので益々の発展に期待したいです。ニュースになったプロジェクトでは、第2弾の段階で各地のイベントで体験出来るようなので、もし見つけたらぜひ試してみて下さい。

個人から始める事故撲滅と対策

このような機会があればぜひその危険性を体験していただきたいのですが、普段から個人でも対策をすることが大切です。自治体などでも広げていますが、義務化されていなくても自転車保険に加入するというのも一つの対策です。

特に、お子さんがいる家庭、高齢者のいる家庭では注意していても加害者となり保護者、監督者としてその責任を負う可能性もあります。免許もいらず、老若男女問わず乗れる便利な乗り物だからこそ事故に気をつけて正しい乗り方をする事、そして万が一に備える事が大切です。ニュースをキッカケにぜひ考えてみてしょう。

(以下はニュース記事からの抜粋です)

au損保とKDDI、
授業で活用する「自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット」を制作

au損保、KDDIは、3月19日から、自転車ながらスマホの撲滅、および高額賠償の備えに関する意識向上を図るため「自転車安全・安心プロジェクト第3弾」(以下「本プロジェクト」)を開始する。

本プロジェクトでは、自転車乗用中の交通事故が多い高校生に対し(注1)、社会課題となっている自転車ながらスマホを防ぐ方法を考えることを目的として、「自転車ながらスマホを防ぐVR授業キット」(以下VR授業キット)を制作した。

3月19日、神奈川県の鶴見大学附属高等学校にてVR授業キットを活用した授業を実施。
au損保とKDDIは、今後、全国の学校の依頼に応じてVR授業キットを貸与し、自転車ながらスマホ撲滅に向けた啓発活動を行っていく。

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