住友生命が女性管理職を拡大。女性視点ならでは現場改善に期待

2020年度までに住友生命保険が大阪本社の女性管理職比率を3分の1超に高めます。
今年の4月時点の事務・サービス部門の女性管理職は30.9%ですが、これを33%強に増加させる計画で、営業現場などや別の部署への異動を通じて管理職としてのスキルアップを後押しするようです。

私の友人が生保の支社勤務をしており、そこでは事務職の女性が営業拠点の事務への異動をしたり、支社内で他業務に携わったりと多岐に渡り女性が活躍しているという話を聞いています。
基本的に支社採用の女性は転勤がないので、経験が豊富で転勤のある男性社員よりも業務に精通していると思います。
私自身も支社勤務をしていた経験があり、もうかなりの年月が経ちますが、その時代でも支社では営業拠点への応援体制や、支社内の業務担当異動はありました。

また本社部門でも女性の異動が少なく、同じ業務に長年に渡って携わることが多いようですが、これは支社に比べて専門性の高い仕事をしていることが多く、経験により事務能力アップが期待されるからだと思います。
しかし、昔とは違い、結婚や出産を機に退職するのが当たり前ではなく、長く勤務する人が増えてもいるため、マンネリ化の危険性もあるように感じます。

色々な業務を経験することにより、仕事の関連性を把握し、業務改善・改革をする意識も生まれてくると思います。そして、会社自体の活性化にも繋がるでしょう。

女性が多い職場だからこそ、女性管理職の比率を増やすことにより、女性が働きやすい環境作りやモチベーションアップも期待できるのではないでしょうか。
そして、女性視点からの業務の見直しにも期待できると思います。

(以下は日経新聞からの一部抜粋です)

住友生命、大阪本社の女性管理職比率を3分の1超に 20年度めど

 住友生命保険は大阪本社の女性管理職を増やす。2020年度までに事務・サービス部門の管理職に占める女性比率を33%強に高める。今年4月時点は30.9%。事務職でも能力や意欲があるスタッフは営業拠点などに異動させるなどして管理職としてのスキルの向上を後押しする。

 営業現場に送り込んで新規契約獲得の苦労などをじかに見てもらい、部下への指導力アップにつなげる。本社内でも別の部署に異動させるなどして業務全体の流れを把握してもらう。

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