遂に誕生した不妊治療保険、その中身とデメリットとは

日本生命保険が10月に不妊治療保険を業界で初めて売り出します。
金融庁が4月に不妊治療保険の販売を解禁してはいたものの保険設計の難しさから発売に至っておらず、拍子抜け感があったことは否めません。
しかし、半年が経ってやっと発売に漕ぎつけられて良かったと思います。

ただ保険商品を詳しく見てみると、不妊治療に対する保障が単体で入れるわけではなく、がんなど3大疾病の保障とのセットになった保険になっているため、既に3大疾病保障の保険に加入している人にとっては2重に保険に加入するか、加入し直さないといけないことになってしまいます。

加入できるのが16歳から40歳までの女性となっており、満50歳まで保障が受けられます。不妊の理由が男性側にある場合でも保障されるという点も良いと思います。

デメリットも多い不妊治療保険

しかし、契約から2年間は保険金の支払いを受けることができない不担保期間が設けられており、今治療をしたい、している人にとっては必ずしも朗報とは言えないのではないでしょうか。
また、女性の婚姻可能年齢の引き上げも検討されているので、加入できる契約年齢は引き上げてもいいように個人的には思います。

また気になるのは、保険の引受基準です。
既に不妊治療をしている人が加入できるのかどうかです。
この点は今後確認してみたいと思います。

男性側に不妊の理由があった場合にも支払い対象になりますが、恐らく契約申込時の査定には男性の医的確認はしないのではないかと思います。公平性を考えた場合、婚姻しているもしくは婚約中のカップル双方が加入者となる保険とし、それぞれの医的確認をするのが望ましいのではないでしょうか。
しかし、これは設計的にもますます難しくなってしまうと思いますので、実現は厳しいのかもしれません。

販売スタートする不妊治療保険が、今後、より消費者にとって役立ち、利用しやすいものになっていくことを期待したいと思います。

(以下は朝日新聞からの一部抜粋です)

日本生命、不妊治療保険を発売へ 月1万円ほど 業界初

 日本生命保険は、高額な不妊治療の費用を保障する保険を10月から業界で初めて売り出す。晩婚化などで不妊治療を受ける人は増えているが、一部の治療は公的医療保険の対象外で1回数十万円かかることもある。そのため金融庁が4月に不妊治療保険の販売を解禁していた。

 日生が販売するのは、がんなど3大疾病の保障と、不妊治療への保障がセットになった保険。卵子を取り出す「採卵」や、受精卵を子宮に戻す「胚(はい)移植」の治療を受けた場合、6回目までは5万円を、7回目から12回目までは10万円を受け取れる。

 保険料は月1万円ほどで、16歳から40歳までの女性が契約でき、満50歳まで保障を受けられる。

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