明治安田生命が直営の保険ショップを開設。課題は他ショップとの差別化。

明治安田生命が、直営・来店型店舗「保険がわかるデスク」を愛知県と京都府にそれぞれ1店舗開設します。

各保険会社は職域や自宅訪問での営業が難しくなっているため、色々なチャネルを模索しています。来店型の保険ショップを商店街や商業ビルのテナントで見かけることが多くなりました。

保険ショップが出店し始めた頃、自分から足を運ぶ人がそんなにいるのかと私は首を傾げたものですが、蓋を開ければ、次々と店舗が増え、ショップを運営する会社も増えました。
保険の営業職員と接する機会が減り、保険を自ら考える人がそれだけ増えたということだと思います。
インターネットでの保険契約などもありますが、それよりも実際に説明を受けて疑問を解決したり、相談できるのには安心感があるからではないでしょうか。

生命保険会社は、以前は営業職員を契約者宅に伺わせるのが一番だと考え、来店の窓口にはあまり力を入れていなかったように思います。
しかし、保険ショップの姿を見て、自らも来店型店舗を出店するようになったようですね。

保険ショップは複数の保険会社の商品を扱っていますが、保険会社が直営の店舗は自社商品という限られた商品の取り扱いになってしまいます。
商品ラインナップに見劣りがあるとすると、課題はいかに店舗に足を運んでもらえるかでしょう。

年金・相続・女性向けのセミナーや親子向けのイベントの開催などもしていますが、他の保険会社や保険ショップでも同じような取り組みをしています。また、平日の営業時間を19時まで、土曜日も営業をしていますが、これも他の保険会社や保険ショップとの差はあまりないと思います。
他の保険会社や保険ショップにない独自のサービスや企画を提供していくことが、集客力アップに繋がっていくと思います。

私たち消費者からすると、色々な保険会社の店舗や保険ショップに足を運んで、自分に合った店舗や気に入ったショップを探してみるのもよさそうですね。選択肢が増えれば、それだけよりよい店舗やショップに出会えるチャンスがあるということですから。

(以下は新日本保険新聞の記事からの抜粋です。)

明治安田生命、直営・来店型店舗を愛知と京都に出店

 明治安田生命は、4月15日に直営・来店型店舗「保険がわかるデスク藤ヶ丘」(愛知県名古屋市)、「保険がわかるデスク京都」(京都府京都市)の2店舗を開設する。

 同社は、契約の有無にかかわらず、誰でも気軽に無料相談ができる来店型店舗を2009年から展開し、対面による保険相談や顧客へのアフターフォローを実施してきた。
今回の出店によって、「保険がわかるデスク」は首都圏で7店舗、中京圏で2店舗、関西圏で3店舗の計12店舗となる。

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